到着したその瞬間から中国の春節を体感――上海の空港が海外からの観光客に新春文化体験を提供

japanese.shanghai.gov.cn| 2026-02-10

2月5日、上海市政府外事弁公室が企画した春節(旧正月、今年は2月17日)テーマイベント「駿馬迎春・滬韻満堂(活気ある新春・上海の魅力が満載)」が、浦東国際空港および虹橋国際空港の3か所に設置された外国人向けワンストップ総合サービスセンターでスタートしました。このイベントは、無形文化遺産の展示、上海らしさ(海派文化)を体感できる参加型イベント、デジタル消費体験などを通じて、上海に到着したばかりの海外からの観光客が「入国後の最初の地」で中国文化の魅力を感じられるようになっています。

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浦東国際空港および虹橋国際空港の3か所に設置された外国人向けワンストップ総合サービスセンターで開催されている春節テーマイベント(写真・解放日報)

外国人向けワンストップ総合サービスセンターは、2024年に運用を開始して以来、決済・交通・文化観光・通信という4つの主要サービスを統合し、入国した観光客に外貨両替、交通カードの販売、観光案内、SIMカードの手続きなどを一括で提供してきました。また、各サービスカウンターには、多言語対応の『外国人向け上海生活サービスハンドブック』も備えられています。現在、空港内の3拠点における累計利用者数は75万人を超え、外国人利用者から寄せられた感謝・高評価は13万件に達しています。

春節を間近に控え、各センターはすでに「春節の赤」を基調とした装いに飾られています。浦東国際空港のT1・T2ターミナルでは、無形文化遺産である切り絵による「駿馬迎春」をメインビジュアルとし、中国紅(チャイナレッド)と上海のスカイラインの要素を組み合わせることで、民族的特色とモダンなファッション性を兼ね備えた空間を演出しています。また、虹橋国際空港T1ターミナルでは、サービスカウンター前に切り絵細工のランタン(提灯)を設置し、展示台に裸眼立体(メガネ不要の立体視)による切り絵の窓飾りを設置しました。海外からの観光客は、入国審査を出た瞬間から、濃厚な中国の年越しの雰囲気に包まれることになります。

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次々と行われる文化体験型の催しが、多くの海外からの観光客の足を止め、参加を促しました。(写真・解放日報)

イベント期間中、両空港の3つのイベント場所では、次々と行われる文化体験型の催しが、多くの海外からの観光客の足を止め、参加を促しました。会場には、上海方言の普及活動に取り組む人物で、滑稽戯(上海の伝統的喜劇)『七十二家房客』に出演したベルギー出身の国際体験官・高悦氏が講師として招かれ、観光客たちに上海方言で「新年快楽(新年おめでとう)」「恭喜発財(金運に恵まれますように)」と言う方法を教えました。

体験エリアは、中国の伝統的な書斎をイメージして設けられており、筆・墨・紙・硯が用意されています。会場スタッフがその場で外国人観光客を指導し、「福」の字を書いてもらうとともに、「福」の字を逆さに貼る風習の由来について解説します。また、東方明珠テレビ塔や外灘といった上海のランドマーク、および「門神(中国の門番の役目をする神)」や縁起物の「如意」などの伝統的な吉祥文様をモチーフにした年画の型紙を用意し、観光客は拓印によって、自分だけのお正月さあふれるアート作品を制作することができます。

このほか、会場には金運の神様「財神」をテーマにしたフォトスポットも設けられ、財神の帽子や縁起の良い言葉が入ったおみくじ、新春メッセージカードなどの小道具が用意されています。来場者が中国語と英語で新年のメッセージを録画するよう促す企画も実施されています。これらの生き生きとした映像は、ワンストップ式入国総合サービスアプリプラットフォーム「入境通 EasyGo」や上海国際サービスポータルサイトの国内外向けメディアを通じて広く発信されます。

本イベントは3月3日まで開催され、春節と元宵節という2つの重要な期間を通して行われます。期間中は、ウサギのランタンなどの民俗要素を取り入れた装飾が追加され、ランタンの制作体験やフォトスポットでの記念撮影イベントが重点的に実施される予定です。上海市政府外事弁公室は、今後も外国人向けワンストップ総合サービスセンターを活用し、質の高いサービスとテーマ展示を融合させ、上海を訪れるすべての外国人が「入国後の最初の地」で上海の温かさと魅力を感じられるよう取り組んでいくとしています。

出典:解放日報、上観新聞